― 左/右・上/下が教えてくれる、人生の起点 ―
ネイタルチャートを開いたとき、
最初に目に入るのは、
天体の意味やサインよりも、
「どこに集まっているか」ではないでしょうか。
- 左側に多い
- 右側に偏っている
- 上半分がにぎやか
- 下半分が静か
これは偶然ではありません。
天体の分布は、
人生がどこから動きやすいか
何を起点に世界と関わるか
を示す、最も大きなヒントです。
天体の分布は「性格」ではなく「スタンス」
最初に大切な前提をお伝えします。
天体の分布は、
- 性格診断
- 向き不向き
- 優劣
を表すものではありません。
それは、
人生の主語がどこにあるか
行動のスイッチがどこで入るか
を示す指標です。
「どういう人か」ではなく、
「どうやって動き始める人か」。
その違いを見ていきます。
ホロスコープの左側と右側とは
ホロスコープは、
ASC(アセンダント)を入り口に
左側と右側に分けて考えることができます。

左側にある ASC(アセンダント)をスタート地点として、
円の左右を見分けていきます。
- 左側(ASC側)
自分起点・内側起点 - 右側(DSC側)
他者起点・外側起点
ここでは、
細かなハウス番号はまだ覚えなくて大丈夫です。
まずは
「起点の違い」だけを押さえます。
左側に天体が多い場合
― 内側から人生が動く人 ―
左側に天体が多いチャートは、
- 自分の感覚
- 納得感
- 内側の動機
が、人生のスタート地点になります。
特徴として表れやすいこと
- 自分で腑に落ちないと動けない
- 外からの期待より、内側の違和感を優先する
- 行動までに時間がかかることもある
これは、
主体性が弱いのではありません。
「内側で方向を決めてから動く設計」
なだけです。
社会的には
「消極的」「マイペース」に見られることもありますが、
自分の感覚を無視すると、
一気に消耗しやすいタイプでもあります。
右側に天体が多い場合
― 関係性の中で人生が動く人 ―
右側に天体が多いチャートは、
- 人との関係
- 環境
- 役割や依頼
が、人生のスイッチになります。
特徴として表れやすいこと
- 一人では動きづらい
- 誰かと関わることで力が出る
- 期待や役割に応えようとする
これは、
依存的なのではありません。
「相互作用の中で力を発揮する設計」
社会の中では
評価されやすい一方で、
自分の本音を後回しにすると
疲れやすくなることもあります。
どちらが良い・悪いは存在しない
現代社会では、
- 右側起点(行動的・対人型)
- 上側起点(社会的・外向き)
が、評価されやすい傾向があります。
そのため、
- 左側が多い人
- 内側起点の人
は、無意識に
「自分は足りないのでは」
「もっと外に出なきゃ」
と、自分を責めやすくなります。
でもそれは、
社会の物差しと合っていないだけ。
チャートの分布は、
優劣ではなく、
役割とスタンスの違いを示しています。
上半分と下半分が示すもの
次に、
ホロスコープを上下に分けて見てみましょう。

- 下半分
内面・プライベート・基盤 - 上半分
社会・外の世界・可視性
下半分に天体が多い場合
― 内側を整えてから世界に出る人 ―
下半分に天体が集中する人は、
- 心の土台
- 安心感
- 内面の一貫性
が、とても重要です。
表れやすい傾向
- 表に出る前に準備が必要
- 内側が整わないと動けない
- 一人の時間が回復に必須
これは、
弱さではありません。
「基盤を育ててから展開する設計」
上半分に天体が多い場合
― 社会との関わりで自分が育つ人 ―
上半分に天体が多い人は、
- 社会的な役割
- 外での活動
- 可視性
の中で、
自分自身を形作っていきます。
表れやすい傾向
- 行動しながら考える
- 外に出ることで元気になる
- 社会との接点が成長の鍵
これもまた、
「外側から自己を育てる設計」
です。
四象限で見ると、人生のスタンスがはっきりする
左/右・上/下を組み合わせると、
人生の基本スタンスがより明確になります。
たとえば、
- 左下が多い →
内面から静かに世界を形作る - 左上が多い →
自分の信念を社会に打ち出す - 右下が多い →
身近な関係性の中で役割を育てる - 右上が多い →
社会的相互作用の中で活躍する
どれも、
間違いではありません。
ただ、
動き方が違うだけです。
魂視点でのまとめ
天体の分布は、
魂が選んだ人生の入り口です。
- どこから動くか
- 何を起点に世界と関わるか
それを知ることで、
「なぜ私はこうなのか」
が、
責めではなく
理解に変わっていきます。
次のステップへ
天体の分布(左/右・上/下)が分かると、
次に自然とできるようになるのが、
チャート全体を一つの地図として眺めることです。
次の記事では、
この分布の視点を使って、
「ネイタルチャートは、まず全体から読む」
を、
より立体的に見ていきます。
この記事は、
Mayula│魂の軌道ナビゲーター
占星術を「魂を理解するための言語」として
読み解く視点で書いています。

