──魂の軌道から見た、小さなビジネスの落とし穴
0. はじめに──誰にでも訪れる“迷いの季節”
SNSでも、さまざまな働き方の世界でも、
自分の活動が思うように広がらず、講座や指導へ移行する人が増えている と感じることはありませんか?
ここでひとつ、とても大切な前置きを置いておきます。
もともと「教えること」が天職の方もいます。
人を導くことが心からの喜びで、自然に指導というポジションに立つタイプの方々。
そうした方は、このテーマとはまったく別の流れにいます。
この記事は誰かを否定するものではなく、
あくまで “不安や焦りから役割を変えたくなる時期” にフォーカスした内容です。
今日は、
「なぜ人は、活動が停滞すると “教える側” に惹かれてしまうのか?」
その背景を 魂の軌道 という視点から優しく紐解いていきます。
1. 現実の構造──活動が伸びないとき、人が抱えやすい揺らぎ
活動・発信・サービスが伸びないとき、
人は知らず知らずのうちに、こんな感覚を抱きます。
- 思ったように広がらない
- 手応えが薄い
- 自分の届けたい人に届いていない
- 努力しているのに結果がついてこない
そんなときほど、
「教える」「指導する」 というポジションに惹かれやすくなります。
これは自然な心の動きで、決して悪いことではありません。
なぜなら、
- 教える側は収益化が早い
- 経験を言語化するだけでも価値になる
- 自分の活動に手応えがなくても役割を得られる
- SNS上で“強い肩書き”を名乗りやすい
といった理由が現実に存在するから。
教えるという選択そのものは、とても尊い役割です。
問題になるのは、「選ぶ理由」が魂の軌道とずれている場合だけ。
2. 魂の視点──“惹かれる理由”の奥にあるもの
では、魂の視点で見るとどうでしょうか。
実は、
活動が伸びずに不安を感じているときほど、
人は本音ではない方向を選びやすくなります。
本当は、
- 活動が好き
- 表現したい世界がある
- まだ磨きたい技術がある
- 自分のペースで育てたい本業がある
そんな“内側の声”があるのに、
「結果が出ない」という事実に心が押され、
より“強そうな役割”を選んでしまう ことがあるのです。
ここで大切なのは、
教えることが向いている人は、自然とその場所に導かれる。
一方で、不安から役割を変えようとする場合は、
魂の軌道が少し揺れているだけ。
どちらが正しい・間違っているではなく、
ただエネルギーの方向性が違うだけです。
3. 小さなビジネスの落とし穴──売上を軸にすると軌道がぶれる理由
個人で活動していると、
自分自身の状態がすべてに影響します。
だからこそ…
✔ 手応えではなく数字を基準に選択すると
✔ 魂の望みより“不安”が舵を握るようになる
たとえば、
- SNSで反応がないから路線変更
- 売れないから肩書きを増やす
- 自信がないから指導側へ回りたくなる
- 周りが講師化しているから自分も…
こうした選択は、
“売上の軌道”には乗れても、“魂の軌道”からは少し離れてしまう ことがあります。
そして離れたまま進むと、
- 続かない
- 苦しくなる
- 喜びを感じにくい
- 本音が分からなくなる
といった症状が現れます。
決して「あなたは間違っている」という話ではなく、
ただ 心が少し疲れているサイン。
4. “魂の軌道”へ戻るためのシンプルな方法
✧ 1)「好き」「喜び」の最小単位に戻る
数字や反応を手放し、
本当の好きに戻る。
✧ 2)疲れているときに肩書き変更をしない
焦りの中の選択は、魂の声ではない。
✧ 3)役割は“自然に訪れるもの”と理解する
教えることが天命の人は、
準備が整ったときに自然とその場所に立っています。
✧ 4)比較の世界から距離を置く
SNSは“他人の速度”が目に入りすぎる場所。
魂はあくまで 自分の速度 で進む。
✧ 5)心の軽さをコンパスにする
魂の軌道は、
努力よりも 軽さと呼吸の深さ の中に現れる。
5. Mayulaの視点──遠回りに見える道こそ、魂のルート
私自身、活動が伸びたり止まったりしながら、
何度も“軌道の揺れ”を体験してきました。
でも今思うのは、
すべての迷いや停滞が、魂の軌道を思い出すための過程だったということ。
そして、こうも感じています。
教える役割は、無理に取りに行くものではなく、
深い統合のあと、自然と立っている場所。
焦らなくて大丈夫。
あなたの魂が望む役割は、
静かに、でも確実に育っています。
6. おわりに──あなたの軌道は、必ずやわらかい
活動が伸びない時期は、
“間違っている”のではなく、
魂の軌道を微調整する大切な時間。
あなたの魂が本当に望む働き方は、
必ず “軽さ” と “自然さ” を伴います。
もし今、迷いや揺らぎがあるなら、
それは軌道が変わる直前の静かなサインかもしれません。
どうか安心して、
あなたの内側の望みにそっと触れてみてください。
✧ ※補足
「魂の回避パターン」や
「軌道を整える具体ステップ」については、
Soul Orbit™プログラムでさらに深く扱っています。
必要なタイミングで、いつでも受け取ってくださいね。

