人との関わりを通して価値観を見つめ、これからの方向性を育てる
2026年9月23日、太陽が天秤座へ入り、秋分を迎えます。
秋分とは、太陽が天秤座0度へ入る瞬間。
占星術では、春分・夏至・秋分・冬至を一年の大きな節目として捉え、
その瞬間のホロスコープを「四季図」として読みます。
秋分の瞬間につくられるのが、秋分図です。
秋分図からは、秋分から冬至までの約3か月間に、
社会や集合意識の中でどのようなテーマが強調されやすいのかを読み解いていきます。
2026年の秋分図を見ると、特に目立つのは、
人とのつながり、情報や言葉、新しい価値観、そして未来へ向けた方向性。
さらに、
天秤座の太陽・双子座の天王星・水瓶座の冥王星による風のグランドトラインが形成され、
そこに牡羊座の海王星が加わることで、カイトと呼ばれる複合アスペクトも生まれています。
これまでの常識や前提にとらわれるのではなく、
新しい情報に触れ、
人との対話を重ね、
自分自身の価値観を確認しながら、
「これから、どんな未来を選びたいのか」
を考えていく。
2026年秋分から冬至までは、そんな約3か月になりそうです。

秋分図とは?
秋分とは、太陽が天秤座0度へ入る瞬間です。
春分の牡羊座0度から始まった一年のサイクルは、ここでちょうど半分まで進みます。
牡羊座から乙女座までの前半では、
「私はどう生きるのか」
という、自分自身を育てるテーマが中心になります。
そして天秤座へ入る秋分から、
「私は、他者や社会とどう関わりながら生きるのか」
というテーマへ広がっていきます。
その秋分の瞬間の天空図を、その土地を基準に作成したものが秋分図です。
この記事では、
日本における季節の流れを見るため、東京を基準に作成したチャートを使用しています。

※秋分の公表時刻は9時05分頃です。掲載チャートは、使用しているチャートシステム上で太陽が天秤座0°00′となる時刻で作成しています。
※https://freehorocharts.com/を使用
2026年秋分図|まず押さえておきたいポイント
2026年の秋分図では、
ASCは蠍座。
そして、
- 太陽 天秤座0度・11ハウス
- 月 水瓶座・3ハウス
- 水星 天秤座・11ハウス
- 金星 蠍座・12ハウス
- 火星 蟹座・9ハウス
- 木星 獅子座・9ハウス
- 土星 牡羊座・5ハウス
- 天王星 双子座・7ハウス
- 海王星 牡羊座・5ハウス
- 冥王星 水瓶座・3ハウス
という配置になっています。
特に、
3ハウス・7ハウス・11ハウス
という、人との情報交換や関係性、ネットワークに関わる領域が強調されています。
一方で9ハウスには火星と木星が入り、
学びや思想、世界観、未来への可能性を広げようとする力もあります。
このことから2026年秋分図には、
人と関わる
↓
新しい情報や価値観に触れる
↓
自分自身の考えを更新する
↓
そこから未来の方向性を描く
という流れが見えてきます。
ASC蠍座|表面ではなく、本当に大切なものを見る
今回の秋分図では、ASCが蠍座です。
ASCは、その期間全体の入り口や空気感を見る重要なポイントです。
蠍座は、
- 深いつながり
- 信頼
- 本音
- 共有
- 継承
- 変容
- 表面的には見えないもの
などを象徴します。
そのためこの約3か月では、
広く浅くつながることよりも、何と深く関わるのか
が重要になってきます。
人間関係だけではありません。
仕事。
活動。
お金。
所属している場所。
時間を使っているもの。
自分がエネルギーを注いでいるもの。
そうしたものに対して、
「私は、本当にここに力を使いたい?」
と問い直すことがあるかもしれません。
蠍座は、不要なものをただ切り捨てるサインではありません。
むしろ、
本当に大切なものを見極め、そこへ深く関わるために選別する
力を持っています。
この視点が、2026年秋分から冬至までの流れの土台になります。


太陽・水星11ハウス|これからの未来を、人との関わりの中で考える
秋分の太陽は天秤座0度、11ハウスにあります。
水星も同じく11ハウスの天秤座です。
11ハウスは、
- 仲間
- ネットワーク
- コミュニティ
- 未来
- 理想
- 社会の中で共有するビジョン
などを象徴する場所です。
ここに秋分の太陽があることで、
「これから、どのような未来へ向かいたいのか」
というテーマが強くなります。
ただし、その答えは一人だけで考えて見つけるものとは限りません。
誰かとの会話。
新しい人との出会い。
違う立場の人の意見。
新しい情報。
同じ方向を見ている人との交流。
そうしたものを通して、
「私はこれを大切にしたい」
「こちらの方向へ進みたい」
というものが見えてくる可能性があります。


天秤座の太陽|「私」から「私たち」へ
秋分は、太陽が天秤座へ入る瞬間です。
天秤座は、
- 他者
- 対話
- バランス
- 公平性
- 客観性
- パートナーシップ
などを象徴します。
けれど、
「人に合わせること」
が天秤座の調和ではありません。
自分と相手。
どちらか一方だけを優先するのではなく、
それぞれが自分でありながら、どのような関係をつくれるのか。
そこを考えていくことが天秤座のテーマです。
だから2026年の秋分では、
「周囲とうまくやるために、私はどうすればいい?」
ではなく、
「私は何を大切にしたうえで、人や社会と関わりたい?」
という問いを持ってみてください。

風のグランドトライン|情報・思考・社会の仕組みが動き出す
今回の秋分図で非常に重要なのが、
太陽・天王星・冥王星による風のグランドトライン
です。
太陽は天秤座。
天王星は双子座。
冥王星は水瓶座。
すべて風のサインにあります。
風のエレメントは、
情報・言葉・思考・知識・交流・ネットワーク
などを象徴します。
ここに、
太陽=方向性・意志
天王星=革新・刷新
冥王星=根本的な変容
が結びつきます。
そのためこの時期は、
考え方そのものが変わることで、未来の方向が変わっていく
可能性があります。
新しい技術。
新しい情報。
新しい人とのつながり。
これまでとは違う働き方。
社会の変化。
そうしたものに触れることで、
「今までの方法にこだわらなくてもいいのかもしれない」
と気づくこともあるでしょう。
重要なのは、新しいものを無条件に取り入れることではありません。
新しい視点に触れたうえで、自分はどう考えるのか。
そこに、自分自身の選択があります。

海王星が加わるカイト|未来のビジョンを現実へ向ける
さらに今回の秋分図では、
風のグランドトラインに牡羊座の海王星が加わり、カイトを形成しています。
太陽と海王星が向かい合い、
海王星から天王星・冥王星へ調和的なつながりが生まれています。
海王星は、
- 理想
- イメージ
- 直感
- 感受性
- 境界を超えるもの
などを象徴します。
つまりこの配置には、
「こんな未来をつくりたい」
というビジョンを、新しい知識や仕組み、社会の変化と結びつけていく力があります。
ただし、太陽と海王星のオポジションには注意も必要です。
理想が大きくなりすぎる。
人の意見に影響される。
何が自分の考えなのかわからなくなる。
曖昧な情報をそのまま信じる。
といったことも起こり得ます。
だからこそこの時期は、
理想を持つことと、現実を確かめること。
その両方が必要です。
夢を見るだけでもなく、
現実だけに閉じるのでもない。
「この理想を、現実ではどう形にできる?」
というところまで考えることが、カイトの力を活かすポイントになります。


月・冥王星3ハウス|言葉や情報が変化の入口になる
月は水瓶座3ハウス。
冥王星も水瓶座3ハウスにあります。
3ハウスは、
- 情報
- 言葉
- 学習
- コミュニケーション
- 発信
- 身近な環境
と関係する場所です。
そこに水瓶座が重なることで、
新しい考え方や情報との出会い
が重要になります。
そして冥王星は、
物事を表面的に変えるというより、
根本から変えていく力
を持っています。
そのため、
何気なく読んだ文章。
誰かとの会話。
学んだこと。
新しく知った仕組み。
そうしたものがきっかけとなって、
これまでの考え方そのものが変わることもあるかもしれません。


月と水星のトライン|内側にあるものを言葉にする
今回の秋分図では、水瓶座の月と天秤座の水星がトラインを形成しています。
月は感情。
水星は言葉や思考。
この2つが調和的につながることで、
感じていることを言葉にする
力が働きやすくなります。
まだはっきり説明できない違和感。
これからやってみたいこと。
人との関係で感じていること。
自分の中に生まれている新しい考え。
そうしたものを、
書く。
話す。
誰かに伝える。
メモする。
という形で外へ出してみてください。
言葉にしたことで、
「私は本当はこう思っていたんだ」
と自分自身に気づくこともあります。
月と木星のオポジション|広がる可能性と、自分の感覚をどう両立するか
月は水瓶座、木星は獅子座にあり、オポジションを形成しています。
木星は、
拡大。
発展。
可能性。
成長。
を象徴します。
この配置では、外側に広がる可能性が大きくなる一方で、
自分自身の感覚とのバランス
が必要になります。
魅力的な話。
新しい企画。
大きな可能性。
人から評価されること。
そうしたものに気持ちが動くこともあるでしょう。
けれど、
「可能性があるから」
だけで選ぶ必要はありません。
その方向が、自分自身にも本当に合っているのか。
一度確認してみることが大切です。

金星蠍座12ハウス|心の奥にある価値観を見つめる
金星は蠍座12ハウスです。
金星は、
- 愛情
- 喜び
- 人間関係
- お金
- 価値観
- 自分が大切にしたいもの
を象徴します。
12ハウスは、
- 無意識
- 心の奥
- 表に出ていないもの
- 手放し
- 見えない領域
と関係します。
そのためこの時期は、
普段は見ないようにしていた感情が浮かぶこともあるかもしれません。
「本当は寂しかった」
「本当は認めてほしかった」
「本当はもう違うと思っていた」
「本当は、こちらを大切にしたかった」
そうした気持ちです。
無理に答えを出す必要はありません。
まず、
「自分の中に、こういう気持ちがあった」
と気づくところから始まります。

金星と冥王星のスクエア|本当に大切なものを問い直す
今回の秋分図では、金星と冥王星がスクエアです。
これは、人間関係や価値観について深い見直しを促す配置です。
今まで大切だと思っていたもの。
安心できると思っていたもの。
価値があると思っていたもの。
そこに対して、
「今の自分も、本当にそう思っている?」
という問いが生まれることがあります。
これは、すべてを壊すためではありません。
むしろ、
本当に残したいものを知るための見直し
です。
人との関係でも、
「続いているから続ける」
ではなく、
「今もこの関係を大切にしたいから関わる」
という形へ選び直すことができます。
天王星7ハウス|人との関わり方そのものを更新する
天王星は双子座7ハウスを逆行しています。
7ハウスは、
- パートナーシップ
- 対人関係
- 契約
- 一対一の関係
を象徴します。
ここに刷新を表す天王星があることで、
人との関係そのものを新しい形へ更新する
流れが見えます。
これまでの常識では、
「こういう関係ならこうするもの」
と思っていたことが、今の自分たちには合わなくなっているかもしれません。
近すぎるなら距離を調整する。
役割を見直す。
関わり方を変える。
新しい協力関係をつくる。
大切なのは、
一般的な正解より、その関係が実際に機能しているか。
人とのつながりにも、それぞれに合った形があります。


火星・木星9ハウス|世界を広げるために動く
火星と木星は、ともに9ハウスにあります。
9ハウスは、
- 専門的な学び
- 思想
- 哲学
- 教育
- 出版
- 海外
- 自分の世界を広げること
と関係します。
ここに行動力を表す火星と、拡大を表す木星が入ることで、
学びや経験を通して、自分の世界をさらに広げていく
力が強くなります。
新しく学ぶ。
専門性を深める。
遠くへ行く。
自分の考えを発信する。
これまでの経験を誰かへ伝える。
そうした行動が、次の可能性につながるでしょう。

木星とMC|学びや経験を社会へ届ける
木星は獅子座18度。
MCは獅子座20度台にあり、近い位置にあります。
これは今回の秋分図の中でも注目したい配置です。
MCは、
社会的な方向性。
役割。
公の場でどのように力を使うのか。
と関係します。
そこへ木星が重なることで、
これまで学んできたことや育ててきたものを、社会へ広げていく
可能性が強調されます。
獅子座なので、
誰かのやり方をそのまま再現するより、
自分自身の視点や表現として届けること
が重要です。
知識を持っているだけではなく、
「私はこう考える」
と、自分の言葉や表現として外へ出していく。
そのことが、次の展開を生み出していきそうです。

土星・海王星5ハウス|理想を創造し、形にしていく
土星と海王星は牡羊座5ハウスです。
5ハウスは、
- 創造
- 自己表現
- 好きなこと
- 喜び
- 自分から生み出すもの
などを象徴します。
海王星は理想やイメージ。
土星は現実化や構造。
そのため、
理想を、現実の中でどう形にするか
というテーマが生まれます。
「いつかやりたい」
と思っていたことを、
小さくても現実へ移してみる。
自由な発想に、
続けるための仕組みをつくる。
夢と現実をどちらか一方にするのではなく、
理想を現実へ着地させる方法を探していく。
そんな創造の時間でもあります。
2026年秋分から冬至まで|3つの流れ
ここまで秋分図全体を見てきました。
この約3か月を季節の流れとして見ると、
関わる → 深める → 意味を見つける
という3段階で進んでいきます。

① 秋分〜10月|関係する・バランスを整える
秋分から始まる天秤座の季節では、
人との関係を通して自分自身を見つめます。
誰と関わりたいのか。
どんな関係を築きたいのか。
何を大切にしたいのか。
どこまで相手に合わせ、どこから自分の意思を伝えるのか。
ここでは、
自分と他者の間に、今の自分に合うバランスをつくること
がテーマです。
② 10月後半〜11月|深める・本当に大切なものを選ぶ
太陽が蠍座へ進むと、表面的な関係からさらに深いところへ向かいます。
信頼。
本音。
共有。
境界線。
自分の奥にある感情。
そうしたものと向き合う時間です。
すべてのものと深く関わることはできません。
だからこそ、
何を手放すかだけでなく、何に深く関わりたいのか
を選んでいくことになります。

③ 11月後半〜冬至|意味を見つけ、未来へ視点を広げる
射手座の季節へ入ると、それまでの経験を少し高い視点から見られるようになります。
「あの経験から、私は何を学んだ?」
「ここまで来て、何がわかった?」
「これから、どんな世界を見てみたい?」
経験を単なる出来事で終わらせず、
自分なりの意味や知恵へ変えていく。
そして冬至へ向かって、
次の現実をつくるための方向性を少しずつ明確にしていきます。
この3か月を活かすために
2026年秋分から冬至までは、
たくさんの情報や人との出会い、新しい考え方に触れる機会が増えるかもしれません。
そのとき大切なのは、
すべてを取り入れることではありません。
まず、
気づく。
人との関わりや情報を通して、自分の価値観や違和感に気づく。
そして、
選ぶ。
何を大切にし、どの方向へ進みたいのかを自分で選ぶ。
次に、
整える。
人間関係、時間、環境、仕事の方法など、選んだ方向へ進みやすい状態へ調整する。
そして、
動く。
学ぶ。
伝える。
試す。
新しい人と関わる。
自分の考えを表現する。
小さくても現実の行動へ移してみる。
そこから、また新しい気づきが生まれます。
秋分図は「未来を決める地図」ではない
秋分図を読むと、
「この3か月に何が起こるの?」
と知りたくなるかもしれません。
けれど、秋分図は未来の出来事を固定するものではありません。
そこに表れているのは、
この時期に、どのようなテーマが強調されやすいのか。
という流れです。
同じ流れの中にいても、人によって経験は異なります。
大切なのは、
天体の流れを知ったあと、
自分がどう感じ、どうしたいのかを確かめること。
そして、そのうえで自分自身の意思で選択することです。
流れを読むことと、流されることは違います。
時代や環境の流れを知る。
自分の内側に起きていることにも気づく。
その両方を見たうえで、
「では、私はどうする?」
と選ぶ。
占星術は、そのための視点として使うことができます。
まとめ|人との関わりから、これからの未来を選び直す
2026年9月23日の秋分から、冬至までの約3か月。
今回の秋分図では、
人とのつながり。
情報と言葉。
価値観の見直し。
新しい考え方。
学びと自己表現。
未来へのビジョン。
といったテーマが強く表れています。
そして、
太陽・天王星・冥王星による風のグランドトラインと、海王星を加えたカイトは、
新しい情報や社会の変化を、自分自身の未来のビジョンへつなげていくこと
を強く示しています。
ただ、新しいものへ進めばいいわけではありません。
人と関わるからこそ、自分の価値観が見えてくる。
違う考えに触れるからこそ、自分が大切にしたいものがわかる。
そして、そこから、
何を選び、何に力を使い、どんな未来へ向かいたいのか
を考えていく。
秋分から冬至までの流れは、
関わる。
深める。
意味を見つける。
と進んでいきます。
その中で、
気づき、選び、整え、動く。
そうして得た経験が、また次の気づきへつながります。
天体の流れは、私たちの人生を決めるものではありません。
流れを知り、自分の現在地を確認し、そのうえで自分の意思で選ぶ。
2026年の秋分は、
人や社会との関わりを通して自分自身の価値観をより明確にし、
これからどんな未来へ向かうのかを選び直していく節目
になりそうです。
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