人間関係・愛・お金・価値観を「今の私」から選び直す
2026年10月3日、金星が蠍座で逆行を始めます。
今回の金星逆行は、日本時間11月14日まで。
そして今回特徴的なのは、
金星が蠍座で逆行を始めたあと、10月25日に天秤座へ戻っていくことです。
2026年の金星逆行は、
蠍座で「本当はどう感じているのか」を深く見つめ、
天秤座で「では、どのような関係やバランスを選ぶのか」を整え直していく
という二段階の流れを持っています。
占星術で金星が象徴するのは、恋愛だけではありません。
人間関係、お金、美意識、喜び、心地よさ、そして、
「私にとって何が大切なのか」
という価値観そのものにも関わります。
その金星が逆行する期間は、
これまで当たり前だと思っていた「好き」「大切」「心地よい」を、
今の自分からもう一度見直していく時間です。
以前は大切だったものが、今は違うと感じるかもしれません。
反対に、一度離れたものの価値に、改めて気づくこともあるでしょう。
金星逆行は、過去へ戻るための時間ではなく、
今の自分に合うものを、もう一度選び直すための時間。
2026年秋は、
人間関係や愛情、お金、そして自分自身の価値について、
少し丁寧に向き合ってみるとよい時期になりそうです。
2026年の金星逆行はいつからいつまで?
2026年の金星逆行の流れは、次のようになります。
- 8月31日|プレシャドウ期間開始
- 10月3日|蠍座で金星逆行開始
- 10月25日|逆行中の金星が天秤座へ戻る
- 11月14日|天秤座で金星順行へ
- 12月15日|ポストシャドウ期間終了
金星は蠍座8度台で逆行を開始し、天秤座22度台まで戻ったところで順行へ転じます。
そのため、逆行そのものは約6週間ですが、
前後のシャドウ期間まで含めると、
8月末から12月半ばまでひとつの長い流れとして見ることができます。
ただし、シャドウ期間だからといって、
ずっと何かに警戒しなければならないわけではありません。
8月末頃から出てきた人間関係やお金、価値観に関するテーマが、
逆行中にもう一度見直され、順行後に少しずつ整理されていく。
そのような流れとして捉えるとよいでしょう。
そもそも金星逆行とは?
実際に金星が宇宙空間を逆向きに進んでいるわけではありません。
地球から見たとき、
一時的に金星が通常とは反対方向へ動いているように見える現象を「逆行」と呼びます。
占星術では、天体が逆行する時期を、その天体が象徴するテーマについて、
外側へ進めていくより、一度内側へ戻って見直す時間
として読むことがあります。
金星が象徴する主なテーマは、
- 恋愛・愛情
- パートナーシップ
- 人間関係
- お金・所有
- 自分自身の価値
- 好き嫌い
- 美意識
- 楽しみ・喜び
- 心地よさ
- 受け取ること
などです。
そのため金星逆行期には、
「この関係は今の私にも心地よいのだろうか」
「私は何にお金を使いたいのだろう」
「以前好きだったものを、今も本当に好きなのだろうか」
「私は何を大切にして生きたいのだろう」
といった問いが浮かびやすくなります。
大切なのは、
金星逆行だから問題が起こる、と考えないこと。
むしろ、普段は流してしまっている違和感や本音に気づき、
調整する機会として活かすことができます。

2026年の金星逆行の大きなテーマ
「今の私」に合う価値へ更新する
人の価値観は、ずっと同じではありません。
経験すること。
年齢を重ねること。
環境が変わること。
人との出会いや別れ。
仕事や生活の変化。
そうした経験を重ねながら、「大切だと思うもの」も少しずつ変化していきます。
けれど私たちは、ときに、
昔決めた価値観。
誰かから教えられた価値観。
世間ではそうだから、という基準。
過去の自分には必要だった関係。
そうしたものを、そのまま持ち続けることがあります。
今回の金星逆行は、
「今の私にも、本当にこれは必要だろうか」
と問い直す時間です。
何かを捨てるためではありません。
今の自分に照らし合わせて、
残すもの。
変えるもの。
手放すもの。
もう一度選ぶもの。
それぞれを整理していく。
そんな価値観の更新期間と考えてみてください。

10月3日~10月25日|蠍座での金星逆行
今回の金星逆行は、まず蠍座から始まります。
蠍座が象徴するのは、
- 深い結びつき
- 信頼
- 本音
- 親密さ
- 共有
- 執着
- 喪失への恐れ
- 深い感情
- 受け継ぐもの
などです。
そのため前半は、表面的な「好き・嫌い」よりも、
なぜ私はこれほど、この人やこのことにこだわっているのだろう
という深い部分へ意識が向きやすくなります。

人間関係では「深くつながること」の意味を見直す
蠍座は、人と深く結びつく力を持つサインです。
けれど深いつながりは、ときに、
離れられない。
嫌われるのが怖い。
相手を失いたくない。
相手の気持ちを確かめ続ける。
自分だけを見ていてほしい。
という感情へつながることもあります。
金星逆行中に、昔の恋人や過去の人間関係を思い出すこともあるかもしれません。
ただし、
「過去の人が戻ってくる=復縁する時期」
と単純に考える必要はありません。
過去の関係を思い出すことで、
「あの頃の私は何を求めていたのだろう」
「なぜ、あの関係から離れられなかったのだろう」
「今なら何を違うように選ぶだろう」
と、自分自身を理解できることがあります。
過去を見る目的は、過去へ戻ることではなく、
今の自分を理解すること。
そこを大切にしてみてください。


愛情と「執着」の違いを考える
大切だから手放したくない。
それ自体は自然な気持ちです。
けれど、
愛しているから一緒にいるのか。
失うのが怖いから離れられないのか。
そこには違いがあります。
人間関係だけではありません。
仕事。
肩書。
お金。
所有物。
これまで築いてきたもの。
「ここまで頑張ったのだから」
という気持ちによって、
すでに自分には合わなくなっているものを持ち続けている場合もあります。
蠍座での金星逆行は、
大切にしているものと、怖くて手放せないものを見分ける
時間にもなりそうです。

お金についても見直してみる
金星は、お金や豊かさにも関係する天体です。
金星逆行期には、
「もっと稼がなければ」
という方向だけではなく、
私は何のためにお金を使いたいのか
という視点を持ってみるとよいでしょう。
惰性で続けている契約。
なんとなく買ってしまうもの。
誰かによく見られるための出費。
反対に、本当は必要なのに「自分にはもったいない」と我慢しているもの。
金額だけではなく、
自分の価値観とお金の使い方が一致しているか
を確認する機会です。
蠍座は共有財産や、誰かと分かち合うものにも関係します。
パートナーとのお金。
家族のお金。
共同資産。
借りる・貸す。
受け取ることと与えること。
こうしたテーマについても、一度整理してみるとよいかもしれません。

「自分の価値」と他人からの評価を分ける
金星のテーマを深く見ていくと、
自己価値
というテーマにもつながります。
褒めてもらえたら価値がある。
必要とされたら価値がある。
売上が上がれば価値がある。
選ばれたら価値がある。
誰かと比べて優れていれば価値がある。
私たちは知らないうちに、自分自身の価値を外側の基準で測ってしまうことがあります。
けれど、
他人からどう評価されるかと、
自分自身に価値があるかどうかは、
本来まったく別のものです。
金星逆行中は、
私は自分の価値を、何によって判断しているだろう
と考えてみてください。
外側の評価に合わせ続けることで、自分自身の感覚を置き去りにしていなかったか。
ここを確認することも、今回の大切なテーマです。


10月25日|逆行中の金星が天秤座へ戻る
10月25日、逆行中の金星は蠍座から天秤座へ戻ります。
ここから、金星逆行のテーマが少し変化します。
蠍座では、
「私は本当はどう感じているのか」
という深い感情を見つめてきました。
天秤座へ戻ると、
「では、人との関係をどのように整えていくのか」
へ焦点が移っていきます。

人間関係のバランスを整え直す
天秤座は、
対等さ。
公平さ。
距離感。
調和。
パートナーシップ。
などを象徴します。
ここで見直したいのは、
相手に合わせすぎていないか。
反対に、自分の都合ばかりを優先していないか。
「いい人」でいるために無理をしていないか。
受け取るより与える側ばかりになっていないか。
本音を言わないことで、表面的な平和を維持していないか。
ということ。
本当の調和とは、
誰か一人が我慢することで成り立つものではありません。
お互いが違う存在であることを認めながら、
どうすれば無理なく関われるのか。
自分も相手も尊重できる位置はどこなのか。
関係そのものを終わらせる必要はなくても、
距離を変える。
役割を変える。
期待することを変える。
伝え方を変える。
そうした小さな調整だけで、関係が楽になることもあります。

2026年は「金星逆行+水星逆行」が重なる
今回もうひとつ注目したいのが、
10月24日から水星も蠍座で逆行すること。
水星逆行は、金星が順行へ転じる日本時間11月14日同日まで続きます。
つまり10月後半から11月中旬にかけて、
金星と水星が同時に逆行する期間
が生まれます。
金星は、
「私はどう感じているのか」
「何を大切にしたいのか」。
水星は、
「どう考えているのか」
「どう言葉にするのか」。
その両方を見直していくことになります。
そのため、
以前言えなかったこと。
誤解したままになっていたこと。
本当は違うと思っていたこと。
自分でも整理できていなかった気持ち。
などが浮かび上がることもあるでしょう。
けれど、感情が動いた瞬間にすべてを結論づけなくても大丈夫です。
感じることと、決めることは別です。
いったん自分の中で整理してから、必要なことを伝える。
それくらいの余白を持っておくとよいでしょう。
2026年10月は「金星」のテーマが強調される
2026年10月は、金星逆行だけではありません。
10月11日には天秤座新月。
10月25日には逆行中の金星が天秤座へ戻り、
10月26日には牡牛座満月を迎えます。
天秤座も牡牛座も、占星術では金星と深く関係するサインです。
そのため10月全体を通して、
人間関係
愛情
お金
豊かさ
自己価値
心地よさ
何を大切にするか
という金星的なテーマが繰り返し浮かび上がります。
10月3日の逆行開始で問いが始まり、
天秤座新月で「これからどんな関係を選びたいか」を考え、
月末の牡牛座満月で、
「結局、私が本当に大切にしたいものは何なのか」
を確認していく。
2026年10月は、そんなひとつの物語として読むことができそうです。

金星逆行中に気をつけたいこと
金星逆行について調べると、
「結婚してはいけない」
「恋愛を始めてはいけない」
「高価なものを買ってはいけない」
「美容整形をしてはいけない」
など、さまざまな情報が出てきます。
占星術では、
金星逆行期は恋愛・金銭・美的判断について再評価が起こりやすい期間と考えられており、
大きな決断を慎重に扱う考え方もあります。
ただし、
逆行中だから何もしてはいけない
と怖がる必要はありません。
重要なのは、
「今すぐ決めなければ」
「絶対にこれしかない」
と焦っていないかを確認すること。
特に大きなお金が動くことや、後から変更しにくいことについては、
本当に必要なのか。
一時的な感情ではないか。
条件を十分確認したか。
少し時間を置いても同じ気持ちか。
を確認してから進める。
それくらいでよいでしょう。
占星術は、行動を禁止するためのものではなく、
自分の状態に気づき、より納得できる選択をするための材料
として使ってみてください。

金星逆行中におすすめしたいこと
この期間は、新しく増やすことよりも、
すでにあるものを見直す
ことに向いています。
たとえば、
- 人間関係の距離感を見直す
- 過去の恋愛から学んだことを整理する
- 収支や固定費を確認する
- 本当に必要なものと不要なものを分ける
- クローゼットや持ち物を整理する
- 昔好きだったものをもう一度見てみる
- 自分が心地よいと感じる環境を確認する
- 「好き」「嫌い」を他人の基準ではなく自分で感じてみる
- 自分の価値を何によって判断しているか考える
- 与えることと受け取ることのバランスを見る
など。
特別なことをする必要はありません。
日常の中で、
「私は、本当はどうしたい?」
と自分へ問いかけるだけでも十分です。

過去の恋人が戻ってくる?|金星逆行を怖がらなくていい
金星逆行でよく語られるのが、
「元恋人が戻ってくる」
「過去の恋愛が再燃する」
という話です。
実際、過去の人間関係を思い出したり、
再び連絡を取る機会が生まれたりすることは、金星逆行の象徴として読むことができます。
けれど、
戻ってきた=運命の相手
ということではありません。
また、
思い出した=復縁するべき
という意味でもありません。
大切なのは、
以前の自分と今の自分は同じではない、
ということです。
もし過去の関係が再び目の前に現れたなら、
「あの頃どうだったか」
だけではなく、
「今の私にとって、この関係はどうなのか」
を見ること。
それが今回の金星逆行で最も大切な視点です。
約8年前の2018年秋を振り返ってみる
金星の逆行サイクルには約8年ごとの繰り返しがあり、
今回と似た蠍座・天秤座での金星逆行は、2018年10月~11月にも起きています。
もし覚えているなら、
2018年秋頃、自分は何を大切にしていたか
を振り返ってみるのも面白いでしょう。
当時の恋愛。
人間関係。
仕事。
お金。
自分自身への評価。
大切にしていたもの。
もちろん、2018年と同じ出来事が起こるという意味ではありません。
8年間生きてきた今、
「あの頃とは価値観が変わった」
と気づくことそのものが大切です。
以前なら我慢していたことを、今は我慢しなくなった。
昔は必要だった評価が、今はそれほど重要ではない。
大切にしたい人や時間が変わった。
そうした変化の中に、
この8年間で育ててきた自分自身
が見えてくるかもしれません。

金星逆行を12星座別に見ると
太陽星座をメインに、
アセンダント(ASC)がわかる方は、そちらもあわせて読んでみてください。
未来を決める予言ではなく、
今回の金星逆行でどんなことを見直すヒントにするとよいかという視点で読んでみましょう。
牡羊座
人との深い関係や、お金の共有について見直す時間。
誰かと深くつながることと、自分を犠牲にすることは違います。
後半はパートナーシップそのものへ意識が戻りそう。
問い:私は、どんな関係なら安心して人を信頼できる?
牡牛座
人間関係やパートナーシップが大きなテーマ。
相手に何を求めているのかだけでなく、自分が関係の中で何を我慢しているのかも見てみましょう。
後半は生活や働き方のバランス調整へ。
問い:私は、どんな関係なら無理なく続けられる?
双子座
仕事、生活習慣、毎日の過ごし方を見直す時期。
人のために動きすぎて、自分の心地よさを後回しにしていないでしょうか。
後半は「好きなこと」「楽しいこと」を思い出す時間へ。
問い:私の日常には、心から楽しめる時間がある?
蟹座
恋愛、楽しみ、自己表現について見直す時間。
誰かに評価されるためではなく、自分自身が本当に好きだと思えるものへ戻ってみてください。
後半は家や家族、安心できる居場所がテーマになります。
問い:私は何をしているとき、素直に心が喜ぶ?
獅子座
家、家族、自分の居場所について深く考える時期。
これまで当たり前だった役割についても、「今の私にも必要なのか」と考えることがあるかもしれません。
後半はコミュニケーションの見直しへ。
問い:私はどこにいると、本当に安心できる?
乙女座
言葉やコミュニケーション、情報との付き合い方を見直す時間。
言えなかった気持ちや、誤解したままになっていたことを整理することもありそうです。
後半はお金と自己価値へテーマが移っていきます。
問い:私は、本当は何を伝えたかったのだろう?
天秤座
今回の金星逆行は、天秤座にとって特に大切な見直し期間。
前半はお金や自分自身の価値について。
そして10月25日以降は、「これからどんな自分でいたいのか」へ意識が戻ってきます。
問い:今の私は、何を大切にする人でありたい?
蠍座
金星は蠍座で逆行を始めます。
恋愛だけでなく、自分自身の魅力や価値、これからどんな自分でいたいかを考える時間。
後半は一人で静かに心を整理する時間も必要になりそうです。
問い:私は誰かの評価がなくても、自分を大切にできている?
射手座
表面には出ていなかった気持ちを整理する時間。
過去の人間関係や感情を思い出すこともあるかもしれません。
後半は、これから誰とつながっていきたいのかが見えてきそうです。
問い:今の私に、本当に必要なつながりは何だろう?
山羊座
友人関係やコミュニティ、未来の目標を見直す時間。
以前目指していた未来が、今も自分の望みと一致しているでしょうか。
後半は仕事や社会での役割についても再検討することになりそうです。
問い:私は、誰とどんな未来をつくっていきたい?
水瓶座
仕事や社会での評価、これから目指す方向を見直す時期。
成功の基準そのものが変化していることに気づく人もいるでしょう。
後半は、もっと広い視点から人生の方向を考える時間へ。
問い:今の私にとって「成功」とは何だろう?
魚座
これまで信じてきた価値観や人生観を見直す時間。
誰かから教えられた正解ではなく、自分自身の経験から「私はこう思う」と言えるものを大切に。
後半は信頼や深い人間関係へ意識が向かいます。
問い:私は、何を自分の基準として生きていきたい?
まとめ|「今の私」に合うものを選び直す
2026年10月3日から11月14日まで続く金星逆行。
今回の金星は、
蠍座で逆行を始め、天秤座へ戻っていきます。
前半では、
本音。
愛情。
執着。
信頼。
深いつながり。
そして、
「なぜ私はこれを手放せないのだろう」
という深い部分を見つめる。
後半では、
人間関係の距離。
対等さ。
与えることと受け取ること。
自分と相手のバランス。
へと視点を移していきます。
そして、そのすべての根底にある問いが、
「私は今、何を大切にしたいのか」
なのだと思います。
一度選んだものを、ずっと選び続けなくてもいい。
昔大切だったものが、今は必要ではなくなっていてもいい。
反対に、一度離れたものをもう一度大切にしたいと思ってもいい。
私たちは、経験を重ねながら変わっていきます。
だからこそ、ときどき立ち止まって、
今の自分に合うものを選び直すこと
が必要になります。
金星逆行は、
未来を止める時間ではありません。
自分の心と現実の間に生まれていた小さなズレに気づき、
これから先をもう少し自分らしく生きるために、
「大切にするもの」を整え直す時間。
焦って答えを出す必要はありません。
「私は、本当はどう感じている?」
「今の私にも、これは大切?」
そう自分自身へ問いかけながら、
今のあなたに合う答えを、ゆっくり見つけていってください。
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