ホロスコープに表示されている度数と、
サビアンシンボルを調べるときの度数が違うことをご存じでしょうか。
たとえば、ホロスコープで「天秤座18°00′」と表示されている場合、
サビアンシンボルでは「天秤座19度」を調べます。
これは、サビアンシンボルが通常のホロスコープとは異なる
「数え度数」という考え方を用いているためです。
一見すると少し複雑に感じるかもしれませんが、
基本的な仕組みを理解すれば、それほど難しいものではありません。
この記事では、サビアンシンボルの度数の数え方を、具体例とともにわかりやすく解説します。

サビアンシンボルは1度から30度で数える
通常のホロスコープでは、
黄道12サインそれぞれの位置を0度から29度台までの数値で表します。
一方、サビアンシンボルは、
12サインそれぞれに30個、合計360個の象徴が割り当てられています。
そのため、サビアンシンボルの度数は、各サインの1度から30度で表されます。
ここで重要なのが、
ホロスコープの度数は0から始まり、サビアンシンボルは1から始まるという違いです。
たとえば、牡羊座の最初の1度の範囲は、次のようになります。
- 牡羊座0°00′〜0°59′ → 牡羊座1度
- 牡羊座1°00′〜1°59′ → 牡羊座2度
- 牡羊座2°00′〜2°59′ → 牡羊座3度
つまり、ホロスコープ上の0度台は、サビアンシンボルでは1度に対応します。
これが「数え度数」の基本的な仕組みです。
サビアンシンボルの度数はどう切り上げる?
サビアンシンボルの度数を調べるときは、基本的に次の方法で換算します。
ホロスコープに表示された度数の整数部分に、1を足す。
たとえば、天体の位置が「獅子座12°35′」だった場合、
整数部分の12に1を足して「獅子座13度」のサビアンシンボルを調べます。
このとき、35分という数値によって四捨五入するわけではありません。
また、一般に「切り上げ」と説明されますが、数学的な切り上げとは少し異なります。
数学的な切り上げでは、18.00は18のままですが、
この記事で採用するサビアンシンボルの数え方では、18°00′も19度として扱います。
正確には、整数部分に必ず1を足すと覚えておくと、迷いにくくなります。
サビアンシンボルの度数換算早見表
実際のホロスコープ表示と、対応するサビアンシンボルの度数を見てみましょう。
| ホロスコープの度数 | サビアンシンボル |
|---|---|
| 0°00′〜0°59′ | 1度 |
| 1°00′〜1°59′ | 2度 |
| 5°00′〜5°59′ | 6度 |
| 10°00′〜10°59′ | 11度 |
| 15°00′〜15°59′ | 16度 |
| 17°00′〜17°59′ | 18度 |
| 18°00′〜18°59′ | 19度 |
| 20°00′〜20°59′ | 21度 |
| 25°00′〜25°59′ | 26度 |
| 29°00′〜29°59′ | 30度 |
※秒単位の表示がある場合も、それぞれの度数の範囲内に含まれます。
この対応関係は、牡羊座から魚座まで、すべてのサインに共通しています。
度数を読むときに注意したい4つのポイント
① 18°00′でもサビアンシンボルは19度
最も間違えやすいのが、分の部分が「00′」になっている場合です。
たとえば、天秤座18°00′という位置は、天秤座の19番目の1度区間が始まる地点にあたります。
そのため、この記事の数え方では「天秤座19度」を調べます。
一方、17°59′であれば「天秤座18度」です。
わずか1分の違いでも、参照するサビアンシンボルが変わることがあります。
② 29度台は30度として読む
各サインの最後の度数にも注意が必要です。
たとえば、魚座29°45′の場合は「魚座30度」のサビアンシンボルを調べます。
ここで次の牡羊座1度に進めるわけではありません。
魚座29°59′台までは魚座30度に対応し、
実際の天体位置が牡羊座0°00′になったところから「牡羊座1度」に切り替わります。
サビアンシンボルの換算によって、天体が位置するサインそのものが変わることはありません。
③ 度数の数え方には異なる方式もある
サビアンシンボルの度数は、一般的に整数部分に1を足す「数え度数」で扱われます。
ただし、研究者や流派によっては、
18°00′のように整数度ちょうどの場合、18度のシンボルを採用する方式もあります。
そのため、書籍や解説サイトによって、参照するシンボルが異なる場合があります。
どちらの方式で読んでいるのかを確認し、ひとつの解釈の中では基準を統一することが大切です。
本サイトでは、わかりやすさと一貫性を重視し、
原則としてホロスコープの度数の整数部分に1を足す方法で解説しています。
④ 小数点表示と「度・分」の表記を混同しない
ホロスコープの作成ツールによっては、度数が小数点で表示される場合があります。
たとえば、18.50°という表記は18度50分ではなく、18度30分を意味します。
これは、1度が60分に分けられるためです。
ただし、サビアンシンボルへの換算方法は変わりません。
18.50°でも18°30′でも、整数部分に1を足して「19度」のシンボルを調べます。
なお、度数の境界付近では、ツールによる表示の丸め方にも注意しましょう。
秒以下が省略されている場合などは、必要に応じてより細かな位置を確認すると安心です。
実際のホロスコープで確認してみよう
サビアンシンボルを調べるときは、
まず出生図や新月・満月図などで、天体の正確な位置を確認します。
手順は次のとおりです。
- ホロスコープを作成する
- 調べたい天体のサインと度数を確認する
- 度数の整数部分に1を足す
- 対応するサビアンシンボルを調べる
たとえば、出生図の太陽が「水瓶座6°42′」にあったとします。
この場合は、水瓶座7度のサビアンシンボルを調べます。
月が「天秤座21°15′」なら、天秤座22度です。
このように、太陽や月をはじめ、ほかの天体、ASCやMCなどの感受点についても、
同じ方法で調べることができます。
ただし、出生時刻が不明な場合は、
月やASC、MCなどの位置を正確に特定できないことがあります。
特にASCやMCを調べる場合は、出生時刻の精度が重要になります。
新月・満月のサビアンシンボルも同じ方法で読む
サビアンシンボルは、出生図だけでなく、
新月や満月のホロスコープを読み解く際にも活用できます。
たとえば、新月が「天秤座18°00′」で起こる場合、
この記事の基準では「天秤座19度」のサビアンシンボルを参照します。
新月は太陽と月が重なるタイミングであり、その度数の象徴を、
新しいサイクルのテーマを考えるためのひとつの手がかりとして読むことができます。
一方、満月は太陽と月が向かい合う配置になるため、
それぞれの度数に対応するサビアンシンボルを確認できます。
ただし、サビアンシンボルひとつだけで新月や満月の意味が決まるわけではありません。
サインやハウス、天体同士のアスペクトなど、
ホロスコープ全体の配置も踏まえながら読み解くことが大切です。
サビアンシンボルは、そこにもうひとつの象徴的な視点を加えてくれるものと考えるとよいでしょう。
まとめ|度数の数え方を理解して象徴の世界へ
サビアンシンボルの度数は、通常のホロスコープとは異なり、1度から30度で数えられます。
この記事で採用した基本ルールは、とてもシンプルです。
ホロスコープに表示された度数の整数部分に1を足す。
この方法を覚えておけば、
出生図の天体だけでなく、新月や満月などのサビアンシンボルも調べやすくなります。
そして、度数を正しく確認できたら、
次はその象徴が何を表しているのかを考えていきましょう。
サビアンシンボルは、ひとつの言葉に意味を固定してしまうものではありません。
描かれた情景や物語を手がかりに、その天体が持つテーマや、
人生の中で育まれていく可能性について理解を深めるための象徴的なツールです。
まずは自分の太陽や月のサビアンシンボルから、少しずつ読み解いてみてはいかがでしょうか。
















